講師:柳内 孝之 氏 齊藤 登 氏
令和6年度第23回目の「ふくしまの今を語る人」講演会は、お二人の講師に群馬県前橋市でご講演いただきました。
柳内氏の講演テーマは、「水産業の復興と賑わい拠点としてのまちづくり」というもので、東日本大震災当時の浜通りの様子、東京電力福島第一原子力発電所の水素爆発及び汚染水による甚大な被害、漁業への風評被害についてお話いただきました。
福島県内の水産物の安全基準は1キロあたり100ベクレルを超えると出荷できず、小名浜漁港では震災後3年は多数の水産物が基準値を超え、出荷できない状況が続いた。現在では99%以上放射性物質は検出されていないため、安全性が保障されている
🐟🐡とおっしゃっていました
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齊藤氏の講演テーマは「福島の農業を語る」というもので、福島第一原発の事故で広がった放射性物質への対策として、「吸収抑制」という方法により、農作物からの検出を防いでいる。米は全袋検査を実施しても放射性セシウムが検出されず、安全が証明された
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風評被害は、米(有機米)、きのこ、福島牛で影響がひどく、安く流通される結果となり、厳しい状況が続いた。こうした状況を打破するべく、独自構築したネットワークにより「顔の見える販売」にシフトし、ふくしまマルシェとして定期開催している。顔が見え、直接話し、販売することで信頼と安心安全が生まれるプロセスを大事にしている。「顔の見える関係に風評被害なし」。と、お話いただきました
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